旅のラゴス 人生を冒険に捧げた男の物語
旅のラゴス 人生を冒険に捧げた男の物語
旅のラゴスとは?
20年以上前に販売された本ですが、口コミで話題沸騰しており、多くの書店で今でも多く並べられています。
題名の通り主人公のラゴスが旅をする物語であり、SF要素が幾つもあり、仕事で疲れた時の気分転換にとてもおすすめできる本です。
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作家紹介
生誕:1934924
小説家、演劇家、俳優として幅広く活躍されています。「SF御三家」の一人と称されておりSFの小説に関してはとても人気のある作家さまです。
あらすじ
『旅をすることが俺の人生に与えられた役目なんだ。それを放棄することはできない。そして君を連れて行くこともできない。』
『ご先祖さまが残していったという本を読ませてもらいに来たのさ。』
それを求め南方の地へ旅に出るラゴス。旅路では集団転移をする集団や、壁抜けの達人、運命の人「デーデ」など様々な人と出会う。また銀鉱山で奴隷になってしまうと言った様々な経験をする。そのごたどり着いた地には先祖の叡智が存在しておりその地で地位名声財産全てを手に入れ目的をはたせたラゴスだったが再び旅に出る。故郷へのおもい、愛するデーデへの気持ちを胸に。デーデと会った村に再び戻ったラゴスだったが彼女の姿はなかった。落ち込む暇もなくラゴスはまた旅を続け故郷にたどり着く。故郷で募る話をした後、氷の女王という伝説の人物がデーデであるという噂をかぎつけ再び最北の地へ旅をしに行くのであった。死を恐れることなく。
このキテロ市に私は帰郷したのではない。実は旅の途中に寄ただけに過ぎないのだ。
感想
SFの爽快感
物語を彩るのがいくつかの非現実的な特殊能力である。集団で思い描いたところにワープする能力や壁をすり抜ける能力など。それらはもしかしたらできるかもと思えるような能力もありユーモアを作品にもたらしていると感じました。
ラゴスの旅の目的
この物語の中で最も魅力的な点はラゴスの目的の変化です。冒頭から最後まで寄り道をしてゆっくり旅をするという本質は変わっていませんが若い頃〜中年は一応目的を持って旅を続けていました。先祖の叡智を学ことやデーデと再開することなどです。ですが最後には
『旅の目的は何であっても良かったのかもしれない。たとえ死出会ってもだ。人生と同じように』
こんな視点で物事を考えるようになっていました。素敵ですね。
『人間はただ一生のうちに自分に最も適したやりたいと思うことを可能な限り続ければそれで良いはずだ。』
まとめ
ラゴスの生き様とてもカッコ良いです。また行く所々で伝説として語り継がれる彼の姿には憧れさえ持ってしまうほどです。是非一度お手に取ってみてください。ではまた。
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